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ダイレクトクラウン
- 2014年7月15日 16:18
- EEデンタル こだわり
先週、取引先のササキで
「ダイレクトクラウン」のハンズオンセミナーがあったので参加してきました。
個人的には、感染根管治療後(膿の貯まった歯)の仮歯は軟らかいレジンで仮歯を作るので
長期的にみると咬み合わせが下がってしまったりして、もう少し強度のあるものはないものかと
セミナーに参加してきました。
結論から言えば、ブレブレのコンセプトで私的には完全になし!(´-ω-`;)ゞ
保険治療のHJK(硬質レジン冠)、CAD/CAMの方がよっぽどマシのような気が・・・
メーカーの講師は、
この商品は3M(アメリカの企業)でも日本3Mでの販売となっております。
と言っていましたが、
この商品アメリカで受け入れはしがたいと思うのですが・・・
疑問点ですが、
この写真の被せ物のような歯はレジンのペーストで作られており、
中途半端に圧接して、縁の部分を歯医者が調整して作るわけなんですが、
おいおい、そもそも「レジン充填にラバーダムしてくれ」というメーカーが、
何で縁下の浸出液ダラダラの場所にレジンを使ってもいいと言ってる訳!?
レジン歯肉に当たっているよ?(¬з¬)σ
縁下形成(歯茎の下まで削ること)すれば多少の出血が出ることが殆どです、
レジンにとって血液は接着力を落とす最大の因子
これもOKな訳?Σ( ゚Д゚;)
また、マージン付近のトリミング、扱いなんですが、どう考えても歯医者より技工士の方が上手でしょ!?(゚Д゚≡゚Д゚)
(毎日、その部分をこだわって顕微鏡下で作っている技工士と VS 時間に追われ週に何回か裸眼で行う歯医者)
被せ物の咬む面も、本物らしく溝を掘るとレジンの厚みが取れずダイレクトクラウンが割れる原因になるので、
極力咬合面はシンプルな形態にとのこと・・・
(EEデンタル、仮歯でももう少し咬合面しっかり作ってるけど・・・)
しかもダイレクトクラウン、支台歯とクラウンが殆どフィトしていません。
そのガバガバの空間はレジン系のセメントで埋めちゃえばOKとのこと・・・
(; ̄Д ̄)な、なんじゃと?
ガタガタのマージンを縁下に入れて、レジン系の接着剤でとりあえず付けておいても、
そのうち歯肉炎を起こし患者さんに何か言われると思うのですが・・・
メーカー側は今テレビでダイレクトクラウンの特集をよくされており、
「今からはこのダイレクトクラウンでプチ自費治療で収入を上げましょう!」
でしたが、
私には正直歯医者の利益面以外臨床的メリットが見つからず・・・
EEデンタルの治療基準には全く当てはまらないものでした。。。
自分の口の中に入れれないものは私は患者さんには使いません( ̄ヘ ̄;)
あ~~、私の貴重な日曜日が・・・( ノω< ;)
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