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残念ながら・・・ セラミッククラウン作り直しです。。。

前歯を治したいという患者さんの治療

EEdental yam (2).jpg

歯に穴が開けられていたりと色々問題山積みで、 

8か月近く問題を1つずつ解決しながら、(いずれブログにする予定です)

 

今日、出来上がってきたセラミッククラウン(ジルコニア)を合わせてみると!

EEdental yam (1).jpg

顕微鏡で見ると0.3mm程度の段差が・・・

(理論上段差はゼロにはできませんが、個人的には0.07mm以下が合格ラインです)

 

患者さんには全く分からない単位でのものなのですが、被せ物と自分の歯に段差があると、

隙間にプラーク(細菌)が貯まりやすく、嫌な匂い、味などが起こり、やがて歯茎炎症を受けて・・・

 

歯肉炎⇒歯周病を起こす装置になってしまいます。

 

セラミストは、ここまでマニアックに歯の色を表現してくれましたが、適合面で問題があり、

一から作り治しとなりました。

 

 

審美の世界も色々です。

とりあえず白い歯が入ればOK

色・形があっていればOK

精度にこだわった、本物に近い歯を作るのか!

毎回書いていますが、私の審美とは精度ありきの審美治療です。

その時の見た目だけでは近い将来必ず問題が起こります。

(早く、安く、上手いは歯科ではあまり存在しませんし、私はそこを目指して治療はしていません) 

  

歯科治療は積み木のようなもので、

1つづつ下の段から綺麗に並べて初めて頂上に小さな積み木が1つ置ける訳です。

  

患者さんには申し訳ないのですが、

こだわった治療をしたいので、最後の積み木の部分(セラミック)だけは一から作り直します。

 

どこでエラーが起こったかの原因究明からです。。。(´-ω-`;)ゞ

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