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初めてのカラベリー結節

上顎の第一大臼歯という歯には、 『カラベリー結節』と言う小さなコブ状の歯がくっ付いているような歯があります。

 

私の左上にも『カラベリー結節』があるのですが、この大きさは人それぞれで、一般的には無い人の方が多いです。

 

このコブがあると治療が厄介になることがあります。

 

 

患者さんは銀歯を入れる治療をしてからフロスが通らなくなってしまったとのこと・・・(; ̄д ̄)

EEdental mam (1).jpg

最初、「何なの!この違和感がある形態の詰め物」(;´・д・)

 

顕微鏡で見た銀歯のアップ 

EEdental mam (2).jpg

 

普通の銀歯とは明らかに形状が違い、特殊な歯の輪郭でありことを感じました。

 

 

 

レントゲンで銀歯の中の虫歯も気になったので一度銀歯を外してみると

EEdental mam (3).jpg

かなり発達したカラベリー結節が出てきました。

 

 

さて、この状況からどう治そうか!?( -ω- ;)

 

ゴールド修復を行っても同じ結果になりそう・・・

レジンで詰めるにはかなり難易度が高そう・・・

 

10秒考えた末に

「レジンで詰めさせてください、途中で無理だと判断したらゴールド修復します」ヾ(・ω・)

(たぶん技工士メチャ嫌がると思うけど)

 

 

 

で、この歯をレジン充填してみました。

術後

EEdental mam (4).jpg

たぶん、本来の歯の形はこうであったと思います(>ω・)ノ

 

 

パズルみたいな詰める順番を考えながらのレジン充填でした。

 

 

たまたま綺麗に詰めれましたが、

もし次にカラベリー結節の歯の治療の時には色々参考になる点が多く得られた1症例でした(っ・∀・)っ

 

 

我々の仕事は1つづつの手作業ですからね、治療した歯から得られる経験値というのは非常に強みになります!

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