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前歯を大きく削らず治す

2015 EEdental ik (1).jpg

患者さんは前歯の色が気になるとのこと

 

調べてみるとどうやら神経が死んでしまいオレンジ色に歯が変色してしまっているようです。

神経が生きている歯でも大きな虫歯の治療をすると、

10~20本ぐらいに1本勝手に神経が死んできてしまうことがあります。

 

今回のケースはまさにその歯、治療をした先生は虫歯を取り残すことなくしっかり治療してくれたのですが、

運悪く神経が死んでしまっていました(- ω -、)

 

そこで、歯の中の死んだ神経を除去して、オレンジ色に変色した歯を2回ホワイトニング

 

レジンを詰めて術直後 歯の長さも微妙に左右で違ったので少しレジンを盛って補正

2015 EEdental ik (2).jpg

歯茎を押しながら詰めたので一時的に歯茎が下がっていますが、

1~2週で元の形に戻ると思います(一応ロングコンタクトにしておきました)

 

 

患者さんには

「10年ぐらいこれで行ければいいね」

「もし10年後色が気になったら表面のレジンを削って新しく綺麗にする方法もあるよ」

と説明させてもらいました。

  

神経を取り変色した歯でも、大きく削らず治す方法があります。 

ただ、最小限の侵襲で済ませられるこの『ホワイトニング+レジン』のデメリットは

患者さんの来院回数が増えてしまい、術者的には非常に手間がかります。

 

  

大きく削った方が歯科医院は

・結果が出しやすい

・歯科医師の手間がかからない

・儲かる

などから、大きく削る流れは今後も続くとは思いますが・・・ 

  

杓子定規に大きく削る効率重視の審美治療から、

削らない治療へのシフトが求められているのではないかと個人的には思いますφ(´ ε ` )

 

 

こんな所で一歯科医師が何を言っても始まりませんが、

知っている患者さんが得をすればいいと思います!(・∀・)ノ

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