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2015 顕微鏡歯科学会 発表

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顕微鏡歯科学会に参加してきました。

  

日曜朝一にかなり早口で一般公演で発表をさせて頂きました。

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歯肉縁下へのレジン充填

https://www.youtube.com/watch?v=9XZG8zrQsDI 

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 を発表させてもらいました。

 

超高速スライドで終わった後に何人かの先生に

「切削はどこのチップですか!?」と

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いずれもカボのもので、

音波域で振幅を調整できるカボもしくはナカニシのエアースケーラーを使用し

ダイヤルは「2」の位置で使用します。

 

私は安いのでナカニシのS970 を使用しています。

http://www.japan.nsk-dental.com/products/oral-hygiene/air_scalers/ 

 

因みにエンドは

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を使用して感染根管の根管上部の汚染歯質&ガッタパチャーを切削しています。

(これのメリットとして1、根管上部の漏斗状形成 2、GP上部のセメント質の除去 3、GP除去の時間短縮)

このパートは8月の「なぜ難しい感染根管治療」の3時間講演の際にお話しさせて頂きます。 

http://eedental.jp/ee_diary/2015/02/post-1124.html 

 

ただ、どのチップも1本セールで18000円ぐらいの値段

(普通の削る道具なら1本200~500円ぐらいなんです。。。) 

 

ちょうど錦部製作所のブースの前を通ると社長に

「あっ、先生チップなんですけどね」

と興味を示してくれたので、安く作ってくれないかなとヽ( ゚ ∀ ゚ )

出来ればソニックプレップの角度を上30度、下30度の2パターン欲しいと要望しておきました。

 

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午後は清水先生の話を

以前、清水先生に私と考え方が似ていると言っていただいたのですが、

おこがましいですが、私も清水先生とは思考が似ているような気がしています(´-ω-`;)ゞ

(因みに清水先生も「ボルテックスブルー」を使用しているみたいです)

 

 

清水 先生の講演の面白い所は失敗症例から多くを学ばせてくれる所です。 

(綺麗な症例も多く見られますよ)

ただ、今回の講演の中の外科の後に人工の骨(牛、他人の人の骨)を入れるか!?

という問題。

 

私は外科の友人の先生の教え通り

病原の除去をきちんと行い「余計な物は体に入れるな」派で

骨補填剤はいらないと考えています。

 

清水先生の話によるとメタ解析で「骨を入れても入れなくても術後大きな差はない」と論文があるそう。
 

じゃあ、わざわざ高い材料は入れない方が・・・

牛の骨を自分の体に入れたい人ってどのぐらいいるのか!?( ̄ー ̄;)

 

 

実は今も1件

他の歯科医院で根切+骨補填剤のGBRを受けられた患者さんが。。。

 

骨補填剤を入れたことによりレントゲン上では治癒をして骨が回復したかのような所見があるのですが、

ただ歯の方の感染は取れておらず、四六時中腫れて膿が出ている状態。
 

一体、どの歯が原因歯なんだよ。。。(>。<;)

 

  

治療は失敗しているのに、レントゲンはさも綺麗に治したかのような所見

 

えっ!?(;・д・)

 

  

病原の除去が出来ていなければ、人工の骨を入れることにより次の歯科医師の診断を狂わすこともあるので、

私は入れないメリットを重視しています。

 

 

 

骨を入れた先生はいいですよ、自分で入れたこと知っているんですから...(((;´ω`)ススス

 

ただ、多くの場合で上手く行かなければ患者さんは転院するんですから次の先生のことまで考えないと・・・

と小物私は現在思うのです。

   

 

 

色々自分の臨床に考える機会を与えていただけます。

清水先生の5年周期で考え方のマイナーチェンジが起こっているというのは非常に参考になりました。

 

私はこれといった学閥、学派もなく、

(自称:シルダー派  でもベースでそこから色々な学派、流派の考えをミックスさせて頂いております)

一流処の先生のエッセンスの良いとこ取りで今の臨床をしています。

 

すると私も10年前の考え・術式とは変わってきています( ̄Д ̄ )

 

 

色々勉強になる1日でした!( ゝω・)ノ

 

俺ノート メモ

エンドシークエンス = エンドウエーブ

『竹やりエンド』 太いハンドファイルのみで行う根管治療のこと


清水先生の下顎第一大臼歯近心根 外科20分

破折歯 リペアしても抜歯になる

エピネフリン 10% 5%
日本は8%

インプラントが駄目になった理由
未熟な技術でインプラントす先生が増えてしまい
今のインプラントの評価に繋がり・・・

第3次の日本のエンドブームが来ているが、設備だけの自費のエンドも同じ

セミナーの参加ぐらいで自費でやっていいものか?

エンド全体が評価をさげなければ良いが・・・    とも

 

のようなことを話されていました。

 

 

  

さて、次は6月の3時間の顕微鏡講演です。

(スライドは去年のhttp://eedental.jp/ee_diary/2014/08/post-1001.html ネタの今年版を作ります)

 

なんか、今年は発表が多いな( ´ Д `;)

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