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レジンの下地を隠すオペークレジン

先日、久しぶりに来院された患者さんに

 

「近くの歯科医院で治療してもらった歯が、虫歯みたいに見えるのですが?」

2016 EEdental TH (3).jpg 

レントゲンを撮ってみるとはっきり虫歯のようには見えません(・ω・)

 

「たぶん、黒く変色した歯にレジンを詰めたから虫歯っぽく見えるのでしょうね」

  

銀歯などを歯に入れると、金属イオンの影響で歯が黒変することもあります

また神経保存をした第2・第3象牙質も色が黒っぽく見えることもあります

 

 

黒い歯にレジンを詰めるということは、

黒いテーブルの上に白い紙を置くようなものなので、綺麗な白い紙には見えません(p・Д・;)

 

 

ただし、今のレジンは『オペークレジン』という下地を隠せるものがあります。

化粧の時にシミを隠す際に

薄めのシミであればファンデーションで

色が濃いシミであればコンシーラーという使い分けをするようなものです。

  

 

例えば、銀歯と虫歯を取り終わった後

2016 EEdental TaH (1).jpg

こんな感じで虫歯ではないのに黒く見えることがあります。

 

こんな黒い部分がある時に使うのがオペークレジン

私は「マジェスティーLV (OA3)」という色を使い下地を作ります。

 

オペークを詰めた後に通法通りレジン充填を行うと

2016 EEdental TaH.jpg

下地の黒色の影響を隠すことができますヾ( ̄∇ ̄)

 

私はこんな流れで治療を行っています。

かれこれ7年ぐらい同じレシピですね(⌒o⌒) 

 

 

患者さんは同じ材料を用いれば結果は同じように思いますが、

同じレジンという材料を用いても見た目は異なります。。。

2016 EEdental TaH(4).jpg

どちらを希望するかは歯科医院選びで殆ど決まってしまっています(・д・)ノ

  

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