Home> 歯内療法日記 > 根管治療時に歯の外に飛び出したファイルと外科的歯内療法

根管治療時に歯の外に飛び出したファイルと外科的歯内療法

歯茎が腫れ痛みが出たという患者さん

レントゲンを撮らせてもらうと

2016 EEdental MK (1).jpg

大きな病変が2つ+ファイル破折1本

 

 

とりあえず残す方向で治療スタート

2016 EEdental MK (2).jpg 

歯の先(根尖)が以前の治療でガバガバに開いていた為か

ファイル除去を試みようとすると歯の外へファイルが飛び出てしまいました。。。(>。<)

*寺内先生のセミナーでもらったループが今はあるので、今はこれで飛び出ないようなトライをすると思います。 

  

もはや歯の中からは除去不可能になってしまったので、

2016 EEdental MK (3).jpg

広い根尖をMTAで根管充填(外科処置の前処理)

   

その後、飛び出たファイルは外科的に除去

外科後のレントゲン(ファイルは綺麗に取れています)

2016 EEdental MK (7).jpg

 

除去したファイルと歯の先

2016 EEdental MK (6).jpg

近心頬側根はあれだけ掃除したにも関わらず「C字」状になっており真黒な部分もあり掃除が不可能だったのが分かります。

ですので、根管治療は最初の抜髄の時点で細菌が入らないように注意して治療しないとダメなのです

*やり直しの根管治療には限界があります 

    

そして、今月1年予後で来院して頂くと、

2016 EEdental MK (4).jpg 

違和感腫れもなく綺麗に骨もでき治ってくれていました♪(ノ・∀・)ノ

  

『レントゲン』

 2016 EEdental MK (5).jpg

 難しい歯を何とか残すのが歯内療法専門医の仕事でもあります!

正確にいうと「たまたま残ってくれた」です(・ω・)

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 根管治療時に歯の外に飛び出したファイルと外科的歯内療法

購読
Powerd By

Return to page top