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歯の残すには転院するのも1法(根管治療・歯内療法専門医)
- 2016年8月 4日 09:03
- 歯内療法日記
【難しい根管治療と転院の時期】
http://eedental.jp/ee_diary/2013/09/post-843.html
でも書かせてもらいましたが、
根管治療はダラダラ薬の交換をしても治るものではありません(´_`。)
逆に言えば歯内療法専門医などは1~2回で多くの歯の治療を終えてしまいます。
なぜ治らなかった歯がそんな短期間で治せるのか?
それは治す為のポイント原理・原則を守っているからです。
この原則を守っているので1回の時間を長めに取り短期間、少ない回数でも治せるのです。
例えば、
セラミッククラウンの下に膿が貯まっていると言われ治療スタートするも3か月間激痛の中治療、
その後、2件目のB歯科へ転院して治療するも収まらず
治療スタートから既に4回抗生剤を飲んでいるという患者さん
*抗生剤も一時的に炎症を引かせるだけであって、根本から治す治療法ではありません。
日本の医療は薬を出せば出すほど儲かるシステなので、ある面薬漬けです。
各言う私は抗生剤は殆ど使用しません、
歯内療法で抗生剤を処方するのは【フレアーアップ】が出てしまった時だけです。
http://eedental.jp/ee_diary/2014/10/post-1042.html
薬を飲んでもなかなか治らない為にネットで色々検索して、
専門医の存在を知りEEデンタルへ
実際治療してみると何度も何度もファイルで歯を削ったのでしょう、
根尖が非常に広く開いていました。
個人的に思うのは、「闇雲に根尖削っても治らないって!」
専門医はあまり根の先を削りません、
なぜか?
当てずっぽで削っても何一ついいことがないから!
また菌は根尖より歯冠側に多くいます。
基本的に化学的洗浄(消毒液で洗う)を徹底的に行い
この歯も治療2回目には痛みも引いていたので治療3回目に根管充填!
一番奥の歯も大きな病変があったので治療させてもらい
1年半経過
両方とも綺麗に病変はなくなり骨が出来上がりました。
開業医の先生も根管治療に困ったら、3か月を目安に
「歯内療法専門医」へ紹介した方が患者さんも先生もお互いストレスがかからずウイン&ウインの関係になれます。
歯科医師からしたら、安過ぎる根管治療費で理想が追えない!
患者さんからしたら、何とか自分の歯を残したい!
悪くなった歯はとっとと抜いてインプラントをガンガン入れる先生より
残す為に専門医へ紹介状を書く先生の方が患者さんから喜ばれるかと思いますね!(・ω・)ノ
先日聞いた話では今のインプラントメーカーは、
「どんどん歯を抜いてガンガンインプラントを入れて儲けよう!」
的な企業スタイルのようです。
資本主義の世界ですから会社が潰れては意味がありませんのである面仕方がありません。
インプラント屋さんの出す成功率が9割以上あるという謳い文句は眉唾もので、
客観的に「根管治療した歯の生存率とインプラントの生存率には差はない」とのデーターもあります。
また厳しい成功基準を設ければインプラントに比べ根管治療の方が成功率が高くなります。
インプラント屋の成功率とは生存率9割以上というもので
多少問題があっても抜けてきていないから成功でいいよね!?
というものも2割程度入った成功率9割以上という数字なのです ( ーω -;)
悪くなってしまった歯でも質の高い根管治療を行えば今回のように歯が残ることをよく経験します。( ・з・)
実際インプラントメーカーなど患者さんの歯が無くならない限り、
自社の売り上げは下がる訳ですから
根管治療はそこそこにインプラントに精を出す先生と組み市場を作っていくのでしょうね。
安過ぎる保険治療の弊害が。。。(・。・;)
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