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根管治療は開口量で難易度が異なる
- Posted by: eedental
- 2017年3月 7日 08:56
- 歯内療法日記
歯科治療は奥歯になればなるほど、道具の入るスペースが小さくなり
同時に難易度がどんどん高くなります。
・青い線と赤色の先の長さの差
家の扉と同じようなものです。
ヒンジから離れた方が出入りがラクです。
ですので、
口の開かない人の奥歯の治療というのは非常に難しくなります。
今回の男性患者さんも口が大きく開けられない
レントゲンを撮ると
非常に綺麗な根管治療がしてあるのですが・・・
奥歯2本に病変が見られ歯ぐきからは膿が出てきています(p・Д・;)
たぶん前の治療ラバーダムしなかったんだろうなぁ・・・
根の治療はレントゲンで薬(ゴム)が根の先端まで綺麗に入っているように見えても、
細菌が入ってしまえばこのように悪くなってきます。
個人的には、根管治療はゴムを綺麗に詰める治療(作業)ではなく
菌を入れないように歯を保存する治療が根管治療だと解釈していますヽ( ̄△ ̄)
根管治療中
何とか道具が入るギリギリの所(; ̄Д ̄)
何とか根管治療が終わりました。
7と6の遠心根はMTAで根管充填しました。
治療回数:2本で3回
*先に治療したい範囲を言ってもらえば効率的に治療を行います。
**1本ずつ治療を行うことも可能です。
時間があれば、根管治療後即日レジンコアを作り細菌が入らないようにします。
(仮蓋は歯と接着しないので・・・)
照射器がギリギリ入る開口量!
後は定期的にレントゲンで経過観察を行います。
また、もう1本左上に大きな病変(膿)があるので次回はそちらの治療に入ります!
根の治療レントゲンだけでは難易度の判定はしにくい所ですε=( ̄。 ̄;)フゥ
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