Home> マニアックレジン > 正中離開ノンベベルでの充填は難しい。。。
正中離開ノンベベルでの充填は難しい。。。
- 2017年3月 4日 09:03
- マニアックレジン
前歯のレジン治療
すきっ歯の30代女性患者さん
「前歯の隙間が気になる」
丁度目立つ真ん中に隙間があります。
この場合私はレジンで隙間を埋めてしまいます。
こういったケース私のこだわりは
・なるべく削らず(表層の接着に不利な層は1層0.1~0.2mmだけ削ります)
・なるべく掃除しやすいように段差がないように詰める
・レジンに咬合を一切与えない(前方運動含め)←取れる原因
・クリーピングを狙うようにロングコンタクト
また最近は正中離開でもラバーダムをするようにしています。
以前、一切削らず詰めてくれという患者さんがおられ
トライしたのですが、見事に1週間で外れました(笑)
それ以降やはり教科書的に表層の汚れた層は1層削り、接着を強固にする必要があると感じ、一切削らずという希望は受け付けないようにしました。
*正中離開ケースで過去2ケースだけ外れました。
海外の症例を見ていると、かなりガッツリ削り色合わせの難易度を下げているケースも見ますが・・・
そこまで削るならラミネートベニアでいいじゃん!(・ω・;)
というケースもあり、削る量は先生毎にマチマチです。
また見栄え重視でレジンに段差を付けると・・・
http://eedental.jp/ee_diary/2014/04/post-943.html
歯肉炎で歯茎は腫れてくることもあり、きちんと段差なく詰めるのは大切だと感じています。
今回のケース
とりあえず1週間歯間ブラシで隙間の歯ぐきを引き締めてもらい
ラバーダムをしてレジン充填
いい感じでクリーピングしてくれて調和が取れました。
レントゲンチェック
大きな段差のないことを確認して終了!
粘土細工のようなレジン充填
そこにちょっとだけこだわりを詰め込むと非常に面白い治療となります!d(ゝ∀・)
一応、専門は歯内療法なんですけどね!(・∀・)ゞ
- 購読
- Powerd By