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技工士の【腕】 いやいや、まいったね。。。

色の再現が難しい「C」色

特にレジンはメーカーもC色のレジンは全く売れない為

色のバラエティーが少ない。。。

 

のに対して、歯のC色は色のパターンが色々あり、色の表現が非常に難しいです。

 

なんだよ「C」色って!?と思われた方が多いかと思いますが、

2019 EEdental MH (1).jpg

歯の色がグレー系の色を「C」色と言います。

(オレンジベースの中にグレーや紫の色が入ります) 

 

実は・・・

 

この写真の中に今日1本入れたセラミッククラウンが・・・

 

正解は、左上4

2019 EEdental MH (2).jpg

基本的に私はあまりセラミックは得意ではなく、

ガタつきのない様に削り、気泡が入らないように型採りして、患者さんの口の中の写真を撮り、

その後は、ほぼセラミストに丸投げです。

   

型採りをして2週間後こんな感じで送られてきます。

2019 EEdental MH (4).jpg

基本的に色合わせは頬側の見える面のみになります。

2019 EEdental MH (5).jpg

裏側はジルコニアのサポートで割れないように強度重視です。

2019 EEdental MH (6).jpg

咬合面は一応ステイニングしてもらっています。

 

 

今回の写真の患者さんは土台ごと被せが外れたと来院され、

根管治療⇒セラミッククラウンまで治療をさせてもらいました。

2019 EEdental MH (8).jpg

  

!?

 

そうなんです、実は1本奥歯も以前セラミッククラウンを作らせてもらったセラミッククラウンでした。

 

2019 EEdental MH (7).jpg

上の写真が以前のシェードテイキング時

下の写真が今日のSet時の写真

 

上の術前時のセラミックは極々一般的な色出しかと思います。

C色の患者さんの歯をA色で作成しています。

   

つまり技工士さんの色の再現技術により見た目はこんなに差が出ています。

 

ある程度周りの歯に色を合わせたい患者さんは、

色出しを出来る技工書と取引のある歯科医院にかかられた方がいいですよ。

 

ただ、この色出しの技術は非常に手間がかかり、技工料金もそれなりにかかるので

目安として1本16万以上のセラミックの歯科医院にかかられることをお勧めします。

(たぶん高い歯科医院だと1本20万ぐらいかと思います)

 

  

私も今回のセラミック見ながら何色使っているのかマジマジ見ておきました(笑)

先に書いたようにC色はメーカー販売のレジンも少ない為、絵具のようなレジンで色を作るしかないので

何色を入れればこんな色表現になるか参考にさせてもらいます。

(色が落ちにくい技工士用のステインもメーカーの人がくれたので試行錯誤してみます)

 

 

あっ、ただこのケースも出来過ぎで、基本的に私は80点の臨床ベースなので、

90点以上のものを求められる患者さんは先に書いたように16万以上の歯科医院で相談されてみてくださいね!(^―^)

  

以上、三流審美歯科医師でした。

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