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顕微鏡を見ながら1時間集中して詰めるレジンアンレー
- 2019年4月12日 08:57
- マニアックレジン
患者さんに知っておいてもらいたいこと、
【歯は消耗品であること】
毎日何気なく使っていますが、石(歯)と石(歯)を叩き合わせて使っています。
長年使っていれば擦り減りますし、クラックも入ります。
歯の寿命を大きく減らす因子が、
1、細菌
2、噛み合わせ&夜間の歯ぎしり
3、歯科治療
特に歯科治療は虫歯菌が何年もかけて進行する所を歯科医師は数秒で削ってしまいます。
また治療の度に健康な部分も削り治療の度に人工物が大きくなります。
歯は治療の度に次の治療の選択肢が少なくなり、同時に歯の寿命も短くなります。
極論ですが、下手な治療なら治療を受けない方が歯の寿命にはいいように私は思います。
特に日本は間接法という型を採って行う方法だと、
便宜形態や予防拡大という概念の元、金属面積が大きくなっているのがよく分かると思います。
以前の治療で咬む面に金属を入れ、また新たに違う部分に虫歯が出来ると・・・
それをまた削って金属で治すとこんな状態に頬側・舌側面こんな感じ
次やり直しとなれば今度は更に大きく削り、被せ物(クラウン)でしょうね。。。
効率を求める治療から脱却し、レジン治療をマスターすればこんな治療も可能に
銀歯⇒レジン 治療時間1時間45分
ただ実は・・・
最初の治療計画書には「ゴールドアンレーで治します」と計画していました。
私も出来るけどあまり積極的にはやりたがらない『レジンアンレー』。。。
理由は顕微鏡を見ながらこの体積全てにレジンを元の形に戻すように詰めるので非常に疲れる!
削るの45分、レジンを詰めるのに1時間顕微鏡を覗きながら集中力を維持するのは大変大変!
フロアブルの気泡を潰す、空中のほこりを毎回除去するとかも・・・
ホコリ!?
(↑また来週ブログにします)
実際歯内療法より、レジン治療が長い時間顕微鏡覗いて疲れる!と思います。
(正直、60歳過ぎて出来る自信がない・・・)
頬側・舌側段差なく直接法で修復しました!
歯科治療で歯を長持ちさせるには必要最低限の治療となるべく歯を削らないことです( ^ ε ^ )
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