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レジンの弱点である銀歯を作る為のスライスカット

毎日レジン治療をしていますが、

イメージ的に大体5%ぐらいの確率で割れてきます。

 

一応、EEデンタル

レジンが割れた場合には5年の保障をつけていますので、

来院時にささっと治してしまいますが、なかでも割れやすいのが

スライスカットが施してある歯!!!

 

多くの人のかみ合わせは「カスプトゥリッジ」というかみ合わせで

特に上の小臼歯は下の小臼歯の咬頭(歯の山)が歯と歯のレジンを詰めた場所に

ゴツンと咬んできます。

 

すると・・・

2019 EEdental KY1 (3).jpg

こんな感じで歯と歯の間のレジンが取れてくることがあります。

  

この歯も最初

2019 EEdental KY1 (4).jpg

銀歯が入っており、取れた部分には全く虫歯がないのに

スライスカット入りの銀歯が入っていました。

  

ここの部分にもし虫歯があれば、「虫歯部分をボックス状に削る+スライスカット」

という形態なのですが・・・

 

なぜか取れた所はスライスカットのみ!

言わば健康な歯のサポートがない為、雪崩を起こすようにレジンが歯ぐき方向に落ち込みます。

  

今回の歯も再び雪崩のように落ち込まないように、

便宜形態として、少しボックス状に健康な歯を削らせてもらい

 

30分後

2019 EEdental KY1 (5).jpg

レジンを充填しました!

 

歯と歯の間の虫歯は大人に多く、その多くはクラックカリエスです。

クラックカリエス⇒歯にヒビが入りそこから感染し虫歯が広がる

天然の歯にヒビが入るぐらいですから、かみ合わせによりプラスチックが負けてしまうことは・・・

 

十分あり得ます。

 

患者さんにも、「こういう風に削られてしまうと取れやすいからね」と説明させてもらっていますが、

もし歯と歯の間に虫歯が出来た場合は、銀歯でなくレジンで必要最低限削る方法をお勧めします!

  

患者さんにも同じような説明すると、

多くの人が「知識があれば最初からレジンを選んでいた」と答えられます。

 

自分の歯で長く咬みたければ、歯は出来るだけ削らない方がいいですよ。

 

歯科治療と言っても人工物で置き換えしているだけで、10年もすればまた同じ歯に問題が出てやり直しになりますから、

なるべく削らず、傷を小さいように治すのが自分の歯を長持ちさせるポイントです!ヾ( ̄∇ ̄ )

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