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レジンの弱点である銀歯を作る為のスライスカット
- 2019年4月26日 09:04
- マニアックレジン | EEデンタル 治療保障
毎日レジン治療をしていますが、
イメージ的に大体5%ぐらいの確率で割れてきます。
一応、EEデンタル
レジンが割れた場合には5年の保障をつけていますので、
来院時にささっと治してしまいますが、なかでも割れやすいのが
スライスカットが施してある歯!!!
多くの人のかみ合わせは「カスプトゥリッジ」というかみ合わせで
特に上の小臼歯は下の小臼歯の咬頭(歯の山)が歯と歯のレジンを詰めた場所に
ゴツンと咬んできます。
すると・・・
こんな感じで歯と歯の間のレジンが取れてくることがあります。
この歯も最初
銀歯が入っており、取れた部分には全く虫歯がないのに
スライスカット入りの銀歯が入っていました。
ここの部分にもし虫歯があれば、「虫歯部分をボックス状に削る+スライスカット」
という形態なのですが・・・
なぜか取れた所はスライスカットのみ!
言わば健康な歯のサポートがない為、雪崩を起こすようにレジンが歯ぐき方向に落ち込みます。
今回の歯も再び雪崩のように落ち込まないように、
便宜形態として、少しボックス状に健康な歯を削らせてもらい
30分後
レジンを充填しました!
歯と歯の間の虫歯は大人に多く、その多くはクラックカリエスです。
クラックカリエス⇒歯にヒビが入りそこから感染し虫歯が広がる
天然の歯にヒビが入るぐらいですから、かみ合わせによりプラスチックが負けてしまうことは・・・
十分あり得ます。
患者さんにも、「こういう風に削られてしまうと取れやすいからね」と説明させてもらっていますが、
もし歯と歯の間に虫歯が出来た場合は、銀歯でなくレジンで必要最低限削る方法をお勧めします!
患者さんにも同じような説明すると、
多くの人が「知識があれば最初からレジンを選んでいた」と答えられます。
自分の歯で長く咬みたければ、歯は出来るだけ削らない方がいいですよ。
歯科治療と言っても人工物で置き換えしているだけで、10年もすればまた同じ歯に問題が出てやり直しになりますから、
なるべく削らず、傷を小さいように治すのが自分の歯を長持ちさせるポイントです!ヾ( ̄∇ ̄ )
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