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難しい側切歯の根管治療とセラミックの色だし

今回も根管治療の予後が悪い側切歯(2番)の話

   

患者さんは知り合いの方の奥さん

2021 EEdental FM (1).jpg

側切歯に根尖病変が見られます。

また太いメタルポストも 入っています。

病変が長くあった為か、根尖も吸収されているようみ見えます。

  

1回法で根管充填+ファイバーコア+仮歯

2021 EEdental FM (2).jpg

 綺麗に治療が終わり、仮歯で経過観察を行います。

*根充剤はMTAを使用
 

 

ただ・・・

 

1年後のレントゲン

2021 EEdental FM (3).jpg

 治癒とはいえない所見

ただ、痛みは膿、腫れなどは見られません。

  

 

患者さんと話し合って外科的歯内療法で

2021 EEdental FM (4).jpg

MTAを詰めており、根のカット面は綺麗だったのでカットのみ 

  

再び経過を見ていくと

2021 EEdental FM (5).jpg

 症状もなく、骨も出来てきているように見えるので

仮歯から1年10カ月

  

 

ようやく、セラミッククラウンSet

2021 EEdental FM (7).jpg

歯の色も非常に難しいケースで1回目のセラミックは

ベースが白すぎ・・・

2回目のセラミックで色が合いました。

 

今回の患者さんの歯はアンバー系の透明感が強く

近心側のレジンが変に透過性を上げており・・・

 

ここで1つ、誰も教えてくれませんが、

唇側のエナメル質が1層残れば後ろにはオペークレジンを詰めた方が色が綺麗に見えます。

 ↑これ基本! 

 

クラウンSet後のレントゲン

2021 EEdental FM (6).jpg

綺麗にフィットしています。

  

この後、外科後1年のレントゲンを撮っていきたいと思います。

ホント側切歯の治療は難しいです。。。

予後の悪い側切歯の根管治療から外科的歯内療法 - EE DENTAL_Blog

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