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根管治療から10年以上経過した歯の病変
- Posted by: eedental
- 2022年11月12日 09:06
- 歯内療法日記
患者さんは50代の女性
EEデンタルには昔から来て頂いており、右上6は過去に問題があり
根管治療+レジンコア+クラウンまで製作させて頂きました。
何も問題なかった歯でしたが、2021年に2か月間ぐらい前からおかしいとのことで来院
レントゲンを撮らせてもらうと
根尖病変が見られます。
ただ、この歯は過去にMB根をMB,MB2,イスムスと自分的にはかなり綺麗に出来ていた歯なので
再び上から治療しても治らないだろうなと判断。
外科的歯内療法を行わさせてもらいました。
外科的歯内療法で病変(膿・不良肉芽)を除去し、根の先2.5mm程度削り
カットした断面を見ると、うっすらクラック(ヒビ)が入っていました。。。
患者さんにクラック部分を動画でみてもらい残す方向でこのまま外科を続けるか聞くと
残せる見込みがあればトライしたいとのことで、破折線を確認しながら
いつもより根のカットを長めにして、お決まりのMTAを逆根管充填
*なぜ逆根管充填を行うか!? ⇒ 歯の中の菌はゼロにはできませんが、歯の中の菌が歯の外に出れないようにな環境が作れれば感染は治まり膿などは出なくなりますので、セメントで出口の蓋の役目をさせます。
レントゲン
そこから経過観察を行い
先日1年予後で来院してもらうと
おぉ~、良い感じ!
綺麗に骨が出来てきてくれていました。
この歯を見させてもらって、もう10年問題なく経過してくれればいいのですがヾ(ゝω・)
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