痛みの出た歯の痛みが止らない
- 2022年11月22日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは以前治療させて頂いた40代の歯科医師の先生
コンポジストが『隔壁(レジン)』にこだわった超オリジナル治療 - EE DENTAL_Blog
今回の歯は前回治療させてもらった歯の1本前の第2小臼歯
去年の年末に冷水痛が出たと思ったら、翌日から温熱痛、そこから接触痛(物が触れただけで痛い)
が出た後に自発痛(何もしなくてもズキズキ痛い)、その後右側の顎から前歯の辺りまで広範囲に痛い
(右側の三叉神経支配領域)
軽く触れただけで痛いので口が閉じれないので奥さん(歯科医師)に根管治療をスタートしたものの痛みが取れない。
現在は腫れや大きな痛みはないが、最初は歯に動揺もあった。
レントゲンを撮ると、
偏心投影で見ると根尖に病変っぽい所見まで現れています。
歯科医師の先生ということもあり、
長めに時間を頂き1回法で根管治療+土台(レジンコア)まで行うことにしました。
実際、治療をさせてもらうと近遠心的に破折線が見られ、
たぶん生活歯が折れてしまいここまでの症状が出てと推測できました。
1回目の治療後
根尖の位置が頬舌側で結構差がありました(電気根管長測定器で根尖の位置は把握しています)
*GPがショートしているように見えますが、そこはあまり気にしない。
この後、仮歯を入れ経過観察
経過観察中に一度仮歯が割れてしまいましたが、先生に仮歯を作ってもらい
術後6か月
症状などはなく順調とのこと
またフルジルコニアクラウンを入れさせてもらいました。
この後、1年後のレントゲンを撮って終了となります。
因みになんですが、右上6は全く問題出てなくて安心しております(笑)
患者さんにたまに言うのは、
「利き腕があるように顎も利き顎があり、噛み合わせの問題が右側ばかりに出る人もいる」
と説明していますが、今回の先生も右側の歯が2本折れているので、右側の歯に負担がかかっているようです。
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