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長く使えるように歯を守る治療(レジン 覆髄法)
- 2015年9月24日 09:31
- マニアックレジン
5年前、転んで歯を折ってしまった男の子
http://eedental.jp/ee_diary/2011/04/post-274.html
お父さんからの電話で歯が取れたとのこと(´Д`;)
あらら・・・
個人的には裏打ちがないような窩洞形態なのに「よく取れずに5年持った!」という所です( ・ω・)ノ
(レジンの接着はメーカーの頑張りでかなり良い所まで来ているように思えます。 私はボンドフォースを使用しています)
昔のように歯髄は出ていないので、まずは神経が死んでいないかのチェック
赤い点の露髄部は無くなり神経は第2・第3象牙質で守られているようです。
お父さんにまたレジンで治しましょうと話をして、1時間後
レジンでまた歯を作りましたヾ(・ω・)ノ
ただねぇ~、治療してみて
今回歯の位置が昔と違い微妙に折れた歯が1本前にあり咬合負担が大きくなっていたような・・・
歯の隙間も前回に比べ狭くなっており、成長過程で叢生(歯並びが悪くなる)が起ったかな?
と思ってお父さんに話を聞くと・・・
矯正治療をしたとのこと
詰め終わった後にかみ合わせをチェックすると、下の前歯が上の前歯を突き上げ咬むたびに上の前歯が動く・・・
取れた原因はもしかしたら矯正による咬み合わせの調整不足・・・?
私も全てが完璧に治療できる訳ではないので仕方がないと思いますが、
もしかしたら矯正さえなければ取れていなかったかもしれませんね(p・Д・;)
とりあえず、
2期矯正で「前歯の当りを気を付けてもらってね」と指示しておきました。
外傷を受けた歯の取り扱いは非常に難しいです。。。
*現在のEEデンタル患者さんが多くおられ外傷の救急処置が行えない状況ではあります、
ただ小児の外傷歯の神経は残る可能性が高いので是非とも保存を試みる先生に診てもらってください。
小学生で神経を取ってしまうと多くの場合で一生歯が持ちません。
取れてもレジンでリペアすれば神経を取らず済むこともありますしね( ・ω・)ノ
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