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神経付近まで達する大きな虫歯

今日は朝5時起きで海に来ましたが、波も悪く

バナゴンで症例編集とブログ書いています。

  

昨日の1ケース D色は難しい。。。

2020 EEdental MM (1).jpg

  

歯の色について凄く分かりやすいサイトがありました。

https://m-cera.jp/chromatics/

↑ 興味のある方は読んでみてください。

患者さんは40代女性

前歯の虫歯を主訴に来院

2020 EEdental MM (2).jpg

 

レントゲン

2020 EEdental MM (3).jpg

症状はないものの、かなり大きな虫歯があり

  

私が出した治療方針は

「根管治療(9万)+土台(2万)+レジン充填(8万)」

 

患者さんに了承を頂き、1本ずつの治療とさせてもらいました。

 

治療を行うと、ピンクスポットは見られたものの、何とか神経の保存が出来そうだったので

覆髄(2.5万)+レジン充填(8万)に治療を変更

 

時間も2時間取っていたので同日に2本の治療を行いました。 

 

「術前⇒術後」

2020 EEdental MM (4).jpg

 

当たり前ですが、残せる神経は残してやった方がいいと言うのが私の考え、

ただ、神経付近まで削ると後で痛みが出てしまうことは極たまにあります。

  

その場合は後日、歯の裏側から小さな穴を開け神経の治療を行います。

こんな感じ 

 

今回のような神経を取るか取らないかの瀬戸際の治療は非常に削るのに時間がかかるのと

かなり丁寧な繊細な切削が必要とされます。

 

私の場合は、エアースケーラーにダイヤモンドチップ+よく切れるエキスカで切削を行います。

最近、使用しているダイヤモンドチップの問い合わせがありましたが、

錦辺製作所:http://www.nishikibe.co.jp/ までお願いします。

 

 

レントゲン

2020 EEdental MM (5).jpg

 綺麗に充填できています。

 

忙しい中20分で行う治療と、丁寧に1時間45分かけた治療

私は結果に差は出て当然と思っています。 

  

歯の治療は1回1回、最善の治療をしないとそこに一生歯を保存させることは難しいです。

 

 

先日も、「これだけ歯医者に通って自費治療でお金をかけてきたのにどんどん歯が無くなる」

という患者さんがおられましたが、

 

個人的には歯科治療の一番のポイントは歯科医師だと思います。

大切なのは歯科医師のスタイル

 

大きく削派(削るの大好き派)・小さく削る派

神経を簡単に取る派・神経を残す派

歯を抜く派・歯を保存する派

自分にはしないことをする派・自分が受けたい治療をする派

話をしない派・説明をする派 

 

後は、歯科医師の腕と経験に大きく予後が依存するのは歯科治療! 

 

 

 

昨日は珍しく、抜髄予定の歯3本に覆髄(神経の保護)行いました。

ぶっちゃけ、医院の売り上げとしては神経を取って、大きく削って被せた方が儲かります。。。

 

ただ、これをすると自分のスタイルが崩れるので私は残せる神経は残したいと思っています。

*逆にいえば、このスタイルを求めて遠方から患者さんが来てくれるのだと思います。

  

  

去年、ある先生に酒の席で

「自費診療医なんて金儲けがしたいだけだろ!?」と言われましたが、

  

いやいやいや、こういうことがしたいから自費診療医なんですよ(・∀・)v

   

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