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EEデンタル こだわり: 2014年9月アーカイブ

戦術?戦略?的な前歯の総合治療(矯正、根管治療、セラミック治療)

人の目に付く前歯

EEdental ya2 (5).jpg

人の印象・見た目とは上の前歯数本で決まってしまいます=(・д・)

 

 

 

前歯の部分が・・・

EEdental ya2 (1).jpg

こんな感じであったりすると、歯を気にする方から見ると

「歯、治せばいいのに・・・」

と思われる方もおられるそうです(; ̄Д ̄)

 

 

人の第一印象はほぼ見た目ですから、綺麗な前歯な方がいい訳です! 

 

 

さて、種明かしをすると、

 

実は、

上の写真はセラミックブリッジを入れた直後

下の写真は術前になります。

 

 

3本のセラミッククラウンを入れたように見えますが・・・

この患者さんの前歯は奇跡に近い1症例です。

 

 

 

では治療の詳細を

術前 歯茎から膿が出るとのことでレントゲンを撮ってみると、

EEdental ya1 (1).jpg

赤線の部分の骨が完全に無くなっています。

 

これは金属の土台を作る時に歯の側面に穴を開けてしまい(パフォレーション)

そこに感染が起こり長期に渡り感染が続いた為骨がかなり大きくダメージを受けてしまっています(´ω`。)

 

 

普通のパフォレーションや、パフォレーション初期なら歯の穴の空いた場所を埋めて歯の保存を行うのですが、

この状態は既に歯槽骨頂(骨の高い部分)の骨が完全に無くなっているので、穴を埋めても元の骨の状態には

ならないと判断、更に骨がダメージを受ける前に何とかした方がいいと説明をして抜歯をする方針になりました。

 

*膿が出ている場所を騙し騙し使っていると知らない間に骨が大きなダメージを受けています。

歯医者が作った問題(パフォレーション)をこのまま騙し騙し歯を使ってという歯医者にも問題あると思いますが。。。(・ 3・;) 

 

 

ただ、この歯を普通に抜歯をするとかなり歯茎がかなり下がってしまうことが予想され、

歯茎のことを考えた治療を行わないと1本だけ歯の長いかなり見た目の悪い状態になってしまう。。。

*落とし穴の蓋を取れば、そこには大きな穴が空くと同じ状況です。

 

 

そこで戦略的に矯正で少しずつ歯を引っ張り上げてきて、

骨が無くなってしまった部分に自分の骨を誘導しようと企んだ訳です。

 

EEdental ya1 (4).jpg

上が経過をおったレントゲン

下が分かりやすいように黄色い線でスタートラインを付けてみました。

青の点線の部分が歯を引っ張り上げて骨を誘導した部分

 

普通に抜けば15分で終わる歯に8カ月を要しました(笑)

 

 

この処置は歯があるので出来ることで、歯を抜いてしまってから歯茎が陥没したから

歯茎を増やしたいと言われてもこの方法はでいません( ̄ω ̄;)

だから、最初の診断と戦略が大切になる訳です。

 

 

もし抜いた後であれば、人工骨(他人の骨、牛の骨、カルシュームのブロック)や、自分の歯茎を切り取ってきての手術が必要になります。

*因みに難し過ぎて、EEデンタルではこの外科処置は行えません。

 

  

この1手(矯正)がのちに大きな差を生む訳です。

 

患者さんの希望で、しっかりした根管治療、メタルコアを外したいとのことで根管治療を行いました。

e.jpg

 

 

そして、矯正が熟した頃に抜歯を行い歯茎の治癒を待つと

EEdental ya2 (2).jpg

歯茎の大きな目減りは避けれました。

 

 

ここから仮歯を作り込んで

EEdental ya2 (3).jpg

患者さんに「もう少し短い方がいい」と指摘をもらい仮歯を調整して

 

 

 

ジルコニアのフレームを合わせ

EEdental ya2 (4).jpg

 

ここにセラミックを焼き付けると

EEdental ya2 (5).jpg

見事に歯がない場所に歯が生えているかのような演出が出来ます。

しかもブリッジに見えない見た目!(内部のホワイトステインが本物のような演出にいい味付けです)

 

真っ白な歯ではなく、

【リアルな歯の追求】

こんな分野の治療もあります。

 

 

レントゲンを撮ってもしっかりとした骨ができています。

EEdental ya2(6).jpg

 

 

このケースに関しては1年以上の治療時間がかかりましたが、結果かなりうまく行き

患者さんにも「本物の歯みたい」と言ってもらえました。

 

写真は被せ物を入れた直後なので、この後、徐々に歯茎がセラミックの形に調和して、更に自然観が増すと思います。

 

  

 

最終形態から逆算して行うセラミック治療

基礎の部分に時間をかけるから最後に花咲く一症例でした!

 

 

 

因みに、

EEデンタルはセラミック専門の歯科医院ではありませんのでね(´-ω-`;)ゞ

(どちらかと、言えば根管治療やレジンを得意としています!)

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歯が折れても歯冠破折ならこう治せます。

ある日、

先生「歯がいきなり折れた」 とのこと (〇Д◎ノ)ノ

EEdental has (1).jpg

え~!ここまで綺麗に歯だけ折れるか!( ノω<;)

 

EEdental has (2).jpg

この歯は私が過去根管治療を行い、レジンでビルドアップした歯

ビルドアップ:http://www.eedental.jp/buildup.html 

 

レントゲンを撮ってみると

EEdental has (6).jpg

見事に歯の部分だけ無くなっています。

 

ただ、「歯根破折」とは違い「歯冠破折」なので残すことはできそうです。

参考:http://eedental.jp/ee_diary/2012/06/post-536.html 

 

 

まずは、もう一度レジンでコアを作り(・ω・`)

DSC_2092.jpg

 

 

この状態で、生活するのは不自由なので、即席で仮歯の製作

(因みに仮歯の歯の色は合いません)

EEdental has (3).jpg

 

そこから、問題が起こらないか1カ月仮歯で過ごしてもらい

 

 

1カ月経過後、セラミッククラウン装着

EEdental has (4).jpg

セラミストがいい具合に作ってくれました。

 

これ見ると、仮歯少しデカかったですかね(´-ω-`;)

 

術後のレントゲン

EEdental has (7).jpg

適合良く入りました。

 

歯間だけ破折するケースは珍しいですが、何とか抜かずにリカバリーできました(・∀・)ゞ

 

 

この歯は保障期間中だったので、レジン治療とセラミック治療の差額分だけ頂き治療を行いました。

 

 

今週はセラミック関係のブログばかりの1週間になりました(笑)

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セラミッククラウンの適合の違いによる歯茎の変化

 患者さんは20代の女性

前歯がおかしいとのことで来院

EEdental saw (2).jpg

被せ物を入れた部分が見事に腫れあがっています・・・ ( ノω-、)

 

この部分

EEdental saw (4).jpg

 

問題は血が出るからと言って歯ブラシを当てないのが原因なんですが、

そもそもの問題点は2本の被せ物の精度にありそうです。

 

 

被せ物と自分の歯に段差や隙間があると、そこに汚れが定着しやすくなります(´Д`。)

 

被せ物を入れたが為に汚れ発生装置になり歯肉に問題を起こすこともあります(´Д`。)

 

歯茎の中に細菌が繁殖できる場所を与える訳ですから当然歯茎が腫れる原因にもなります(´Д`。)

 

 

とりあえず、不適合な被せ物を外して仮歯に置き換え、歯ブラシを徹底して行ってもらいました。

(因みにEEデンタルでは歯ブラシ指導はしていません。 「磨いてね!」だけ)

また過去の根管治療がかなり不安なものだったので、再根管治療+ホワイトニングを行い、その他の虫歯治療を行い

初診時から待つこと8カ月、セラミックを入れました。

 

EEdental saw (3).jpg

かなり綺麗な状態にでき、 

見事に20代の歯茎に戻すことができました!

 

 

あまりセラミックは積極的に行っていないのですが、何故か最近セラミックのやり代えばかりしていますd(・ω・ )

 

極たまに初診の患者さんで、「先生の所はセラミックが綺麗だから」という受診理由がありますが、

私が上手な訳ではなく、セラミスト(技工士)が優秀なだけなんです(p・Д・;)

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