金属アレルギーの患者さん
- 2014年9月20日 09:10
- マニアックレジン
口の中の唾液というのは電解質で、口の中に金属が入っていると、その金属は微妙に溶けだします( ・з・;)
保険の金属でも、自費の金属でも多くの患者さんで問題はでません。
ただ、極たまに金属アレルギーになってしまい口の中の金属を外さないといけなくなってしまう患者さんもおられます。
この金属アレルギーは遅延型のアレルギーで、最初は大丈夫でも将来口の中に入れた金属が問題を起こすこともあります゜(゜´Д`゜)
(そんなに多くはないので心配しなくていいレベルです)
この金属アレルギーの難しい所なのですが、アレルギー症状が出たからと言って
口の中の金属を除去しても半数近い患者さんはなかなか改善が見られないということも聞きます。
ですので、理想を言えば歯科治療を受ける際には小さな虫歯などには金属を使わない方がいいとも言えますが、
現状は、保険治療制度が大きく変わらない限り、将来の日本でも金属修復が第一選択肢になってしまいます。。。
http://eedental.jp/ee_diary/2014/08/post-1002.html
虫歯を削る為に健康な歯を大きく削る ⇒ 悪くなったら更に大きな銀歯ヘ ⇒ ここまで健康な部分がなければ銀歯で被せましょう
こんなループがあり、日本人の口の中は今日も銀歯が量産体制。。。( ̄ω ̄;)
これが、世界有数の先進国の歯科医療!? とも個人的には思ってしまいます。
(*そのぶん先進国の中では群を抜いて安い治療費で治療が受けられる恩恵もあります)
金属アレルギーが出てしまった場合、まずは金属をなるべく使用しない修復を行うのですが、
大きく分けると
1、セラミック
2、レジン
この2つの選択になっきます。
私はセラミックインレー、アンレーは過去にも行っていましたが私ごときの腕では適合精度が悪く・・・
ケースによっては適合を得る為に金属修復の削り方以上に歯を削る必要があるので止めてしまいました。
*セラミック修復は健康な歯を大きく削る必要のある治療の1つです。
一方のレジンは劣化する材料ではありますが、
金属のようなアレルギーがでない、健康な部分を大きく削らずすむ材料でもあります。
因みにセラミックインレーも歯と接着させているのはレジン系のセメントです。
たまに、レジン系のセメントの上にセラミックを浮かべているようなセラミック修復も見られます(p・Д・;)
ということで、金属を使用しない治療をEEデンタルで行うと
いい感じに修復が行えましたヽ(・ω・ )
レジン治療:9本
歯内療法:1本
*セラミッククラウン1本 http://eedental.jp/ee_diary/2014/09/post-1027.html
材料・治療法にはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
また、歯科治療とは治療する先生の得意度、熟練度にもより同じ材料でもA先生、B先生差が出るものです。
ですので、健康な部分をあまり削りたくないというレジン治療でと希望する患者さんがおられましたら
EEデンタルとはマッチングするかと思います!(^▽^)/
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