Home> 歯内療法日記 > 痛みが残るまま長期間根管治療を行えば治るのか?

痛みが残るまま長期間根管治療を行えば治るのか?

患者さんは1年前に根管充填をを行いコアまで入れたが、

最初よりは大きな痛みは無くなったが痛みが治まらない・・・

レントゲンを撮ってみると

2013.12.5.jpg

ファーバーコアまで入っているものの、特に大きな病変はなく・・・

 

話を聞いてみると、

土台を入れてから特に大きな痛みが出たとのこと。

 

まさかと思いながら、一度治療を行うと

pa.jpg

黄色の部分にパフォレーション(歯に穴を開ける)が見られ

この部分が感染を起こし違和感をだしていたようです。

 

反対側の前歯も失礼な言い方ですが、

・かなりいい加減な根の治療

・今にも外れそうな土台、

・不適合なセラミッククラウン

であった為にこちらも根管治療からやりなおしました。

 

根管治療を行い仮歯で様子をみること8カ月、痛みや違和感が取れた所で、

 

今日セラミッククラウン(2本)まで治療がようやく終わりました。

EEdental na3.jpg

下の写真がセラミッククラウン 

 

本来前歯の神経管が極々シンプルな形をしています。

ただ、人が治療を行うことで歯の中に色々な問題を起こし治療が複雑化して行き

最悪「抜歯しかないですね」となる訳です。

 

そうならない為にも、1回目の根管治療を誰にしてもらうのか?

が非常に大切なポイントになります。

 

治療期間9カ月

根管治療:2本

土台(レジンコア):2本

セラミック治療:2本

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 痛みが残るまま長期間根管治療を行えば治るのか?

購読
Powerd By

Return to page top