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自費専門の歯科医院で良かったことはなんですか!?

先日、ある先生に

「自費専門で良かったことはなんですか!?」

と質問されました。

  

1番は

「シングルスタンダードで治療できる」

という点でしょうか。

保険治療もしながら自費治療中心にすると、

保険治療の質をどこで維持させるかというのは難しい問題だと思います。

変な言い方、治療費に20倍以上差があるので、自費治療と保険治療に差をつけないといけないような感覚にもなります。 

 

 

2番目

「保険治療と自費治療の説明をしなくていい」

毎回、自費治療の売り込みをしなくていいので時間を有効に使えます。

これホント無駄な時間だと思います。

 

  

3番目

「治療時間に余裕ある」「1日の患者さんの数を絞れる」

歯科治療で重要なのは時間だと思います。

個人的には焦って治療しても良い結果というものは生まれにくいと感じています。

 

勤務医の頃 「先生患者さんが待合に5名お待ちです、急いでください!」

「〇時ご予約の△△さん1時間待っておられお怒りです」

とかそういうストレスは今は全くないです(笑)

  

 

4番目

「道具をコスト意識少なく使える」

保険の治療費はホント安いので、いかに道具を長持ちさせ原価を下げるかは非常に重要・大切なポイントです。

根管治療で言えば、1本150円のファイルを6本近く使っても2回目以降の治療費は300~500円

ニッケルチタンなどは1本1000円近くしますから、折れるまで使い続ける気持ちも分からなくはないです。

 

ただ、今は自費治療なので、数百円のコストはほぼ無視で、道具が使いずらいと感じたらすぐに新品のものを使用できます。

  

昔は、ワッテ(綿)1枚にもコスト意識を持てと言われていましたし、バイト先の院長は

マスクは1枚で1週間使って、グローブは午前1セット、午後1セットでお願いします。

それ以上は私費で先生が用意してと言われ、儲かってる歯科医院でも現実はこうか・・・と愕然としました。

 

   

ただ、自費専門だからストレスはないかと言われれば、ストレスは当然あります。

 

保険治療と違い20倍以上の費用を支払う患者さんの多くは結果を求められますし、

結果は出し続けないと自費専門の歯科医院は経営できません。

こんな自費根管治療なんてやっていたら速攻で潰れます ⇒ http://eedental.jp/ee_diary/2016/08/post-1332.html

根管治療などは目に見えない細菌相手なので、自分が満足の行く治療が出来ても結果が出ずに患者さんに謝ることもあります。

  

先日は、数年前に治療したレジンがかけて、リペアした後また同じ所が4か月後にかけクレームメールを頂きました。

医療は100%という数字は出せませんが、自費診療医としてなるべく上手くいくようにの努力はしていかないといけません。

ですので、結果という不確定要素に振り回されストレスを感じることはあります。

  

 

ただ、今から保険診療に戻れるか!?と言われれば「戻りたくない」というのが私の答えです。

ストレスを感じながらでも自費治療の方が面白いというのはありますね!

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