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顕微鏡下ので根管治療

患者さんは40代女性 

1か月後には海外に数年行くことになっているが、何とか左下の悪い歯だけ治療できないか!?

 

レントゲンを撮ると

2022 EEdental HoM (1).jpg

セラミックアンレーが入っている歯の近心根に根尖病変が見られます。

過去の根管治療の際に見つけられずそのまま治療が終わっているようにも見えます。

 

気になるのは根管を探すために前の先生が削った穴、パフォレーションしていないといいのですが・・・ 

 

治療1回目、人工物を外し、パフォレーションの疑いがある場所をレジンにて補修

2022 EEdental HoM (2).jpg

首の皮1枚健康な歯質がありパフォレーションはしていませんでしたが、突けばすぐに穴が開きそうでした。

神経管の入り口は削ってあった近くになりましたが、裸眼では非常に見つけづらい場所にありました。

 

治療2回目 症状がないことを確認して根管充填+コア+仮歯(治療時間1時間45分)

2022 EEdental HoM (3).jpg

根の先は触られていなかった(破壊されていない)為、根充剤にはガッタパーチャーを使用

 

仮歯で噛めるようにして、海外に行ってもらい

 

 

2年後の今年 帰国された際にレントゲンを撮らせてもらいました。

2022 EEdental HoM (4).jpg

病変も綺麗になくなり、びっちり骨が出来上がってくれています!

  

根管治療は時間がかかるイメージのある治療ですが、

専門医であれば奥歯はおおよそ2~3回の治療で仕上げることが殆どです。

中には膿がダクダク出てきたり、長期に痛みがあった歯などは治療期間がかかりますが、

症状がないような根尖病変であればそんなに時間はかかりませんのでね! 

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