成功率の低い側切歯の根管治療
- Posted by: eedental
- 2022年3月22日 09:08
- 歯内療法日記
患者さんは30代男性
4カ月前に前歯の治療を行う、2か月後に痛みが出て来てしまう。
そのまま経過を見ていたら、咬むと痛い、歯茎を押すと痛いという症状が出てきた。
治療4カ月後にみてもらうと神経が死んでいるので、根管治療が必要と先生に言われた。
とのことでEEデンタルへ
レントゲン
神経が死んで骨が溶けてきている所見が見られます。
神経のそばまで虫歯治療で削った後もあり。
患者さんには根管治療が必要な状況であること、前の先生も頑張って治療してくれたが神経のそばまで削ると今回のようなことが起こってしまうことを説明
前歯のブリッジも痛みがあるとのことだが、レントゲン上では問題が無い為
この歯だけ治療した方がいいと説明
*個人的には歯の治療は明確な悪い所見がない限り、推測での治療はおススメしません。
1回法にて
根管治療+レジンコア+レジン充填
舌盲溝が深くその辺りも治療しました。
今回1年予後で来てもらうと
跡形もなく病変が消えてなくなっていました。
*骨が出来るのが早いパターン
過去のブログで側切歯は予後の悪い歯が多く外科が必要になる場合もあると書いていますが、治る場合は根管治療のみで治ってくれます!
今回は病変が出来てから比較的早い段階で治療させてもらえたのが勝因だった気がします(^ o ^)
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