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教えてください!シリコン印象材
- 2023年11月28日 09:00
- EEデンタル こだわり | 院長の趣味の世界
師匠に聞いて使っていたY社のシリコン印象剤
自分史上1位、2位を争うぐらい良いシリコンだったのですが・・・
製品の輸入が終わった為か、次は後継のものはコレですと渡されたプリント
*基本的に井野の好きな材料・製品マイナー過ぎて無くなる説
今のがあるうちに、次の後続販売の製品買って使ってみたのですが、
「全然ダメ!というかお話にならない・・・」
頬側
気泡説明写真
口蓋側
気泡説明写真
赤い部分が気泡 緑の部分はテクニックで改善できると思われる気泡
1つの印象でこれだけ気泡入っていたのは初!
この印象剤で5回ほど印象採りましたが、印象OKとなったのは1ケースだけ。。。
*4人の患者さんで使わせてもらいましたが必ず気泡が入ってくるので2回目には前の印象材に代えて再印象しました。
メーカーに聞きたいのはどういう理由でこの材料を採用したのか!?
自分的には、選択ミスだと思いますね。
*多くのメーカーは輸入業者で海外からの買い付けを行い国内販売しています。
そもそも製造会社のHPなどには寸法変化や親和性、流動性など謳っているんですが・・・
臨床家としては、そんなことより「製品内の気泡をゼロにしてくれ!」と思います。
どんなにシャープに印象が採れた所で、マージ部に気泡が入った時点で再印象(個人的には0点)
気にしない先生は最強ですが、技工士は想像でマージン設定しないといけないので大変ですし、なによりクラウンやインレー・アンレーには段差が出来やすいです。
これって商品開発の人間は色々試行錯誤してより良い材料を作ろうとしていると思いますが、
製造ラインの人はバイトであったり、そういった何が必要なのかの知識がない人が作っているとは思いますが、研究室で良くても現場で同じものが提供できなければ絵に書いた餅
はっきり言えば、「ウチの製品は気泡ゼロ!」という方がうたい文句になると思うのですが・・・
別に補綴専門医ではないのですが、自分の作る・携わる物は80点以上のものは最低限提供したいのでそこは拘ります。
そう言えば、印象時を使わない口腔内スキャナが色々出てきていますが、
EEデンタルではそちらに手をだすつもりは今の所ありません。
理由は、1日4~5人の治療では投資しても回収できないから。
この気泡だらけの印象トレー
EEデンタルの場合、マージンに気泡など入っていると担当技工士から電話がかかってきて
「先生マージンに気泡が入っていて、模型作れないのですが。。。」
「つきましては再印象して頂けると助かるのですが!?」と連絡が入ります。
*言っていただけるだけありがたいです。
ただし、患者さんの来院回数は増え、私もまた同じ治療をしないといけない!
私は自費専門医なので、正直使う材料代などは完全に無視していい立場です。
ですので、費用を出して改善でき自分がラクできるものなら1000~2000円高くても普通に購入して使います。
また、色々シリコン調べて使いやすくエラーの出にくい材料を探す旅に入ります。
印象剤に詳しい先生いましたら、お勧めの商品をメールで教えて頂けると助かります(笑)
結論的に、師匠と同じもの使うのが正解なんですけどね ε=(>ε<)
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