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歯内療法日記: 2016年8月アーカイブ
根管治療時に歯の外に飛び出したファイルと外科的歯内療法
- 2016年8月31日 09:14
- 歯内療法日記
歯茎が腫れ痛みが出たという患者さん
レントゲンを撮らせてもらうと
大きな病変が2つ+ファイル破折1本
とりあえず残す方向で治療スタート
歯の先(根尖)が以前の治療でガバガバに開いていた為か
ファイル除去を試みようとすると歯の外へファイルが飛び出てしまいました。。。(>。<)
*寺内先生のセミナーでもらったループが今はあるので、今はこれで飛び出ないようなトライをすると思います。
もはや歯の中からは除去不可能になってしまったので、
広い根尖をMTAで根管充填(外科処置の前処理)
その後、飛び出たファイルは外科的に除去
外科後のレントゲン(ファイルは綺麗に取れています)
除去したファイルと歯の先
近心頬側根はあれだけ掃除したにも関わらず「C字」状になっており真黒な部分もあり掃除が不可能だったのが分かります。
ですので、根管治療は最初の抜髄の時点で細菌が入らないように注意して治療しないとダメなのです。
*やり直しの根管治療には限界があります
そして、今月1年予後で来院して頂くと、
違和感腫れもなく綺麗に骨もでき治ってくれていました♪(ノ・∀・)ノ
『レントゲン』
難しい歯を何とか残すのが歯内療法専門医の仕事でもあります!
正確にいうと「たまたま残ってくれた」です(・ω・)
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1回法による感染根管治療からレジンのビルドアップ
わざわざ、山口県からK先生が来院
(Google先生によるとEEデンタルまで5時間近くかかるみたい)
1回で治療を治療を終わらせたいとのことで
事前に何枚かレントゲンを送ってもらい治療を考えました。
術前
神経が死んでしまい歯の外に2か所炎症が見られます。
どうやら歯が割れて破折線が歯髄にまで達して神経が死んでいたようです。。。(´Д`。)
口腔内
帰りの新幹線の時間もあり治療時間『2時間1本勝負!』
当日早目に来て頂き、時間がないので早速治療スタート
歯科医師の先生の治療がラクなのは術前の説明をしなくていい
治療は全て私の方針でOKという所(笑)
まず虫歯を取って、隔壁を作り根管治療
すると!
急激に曲がった神経管も綺麗に処理できました!
ファイルを入れると1回でファイルが再起不能になって廃棄になってしまい薄々は分かっていましたがこんなに急激に曲がっているとは・・・
その後エッチングをしてレジン充填
エッチングをすると褐線が入りにくくなると本で読んだので最近は毎回やっています。
術前⇒術中⇒術後
新幹線の時間ギリギリになってしまいましたが、
綺麗に治療できたと思います( ・ω・)ノ
感染根管になってしまっても治療は1回でも可能といえば可能です。
また治療は回数・期間を重ねれば治る訳ではありません。
http://eedental.jp/ee_diary/2010/04/or.html
(1回法でも複数回法でも成功率に差はないことが報告されています)
ただ、いつもは2回法で痛みがないことを確認して2回目の治療を行っています。
今回は歯科医師の先生だったこと時間的制約があったので1回法を選択しました(へ。ヘ)
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親知らずの隣の歯(第2大臼歯:7番)への影響(虫歯、歯周ポケット)
親知らずの周りに食べカスが詰まりやすい人要注意です。
一度歯科医院で親知らずが横向きに生えていないかチェックしてもらった方がいいと思います!
毎回食べカスが詰まっていると、
虫歯や歯周病のリスクが大きくなってしまいます(・д・。)
痛みや腫れがないとどうしても、
「親知らずなんて抜くの嫌!」となってしまいますが、
悪くなってからの駆け込み寺状態なので、できるだけ問題が出る前に抜いてくださいねφ(・д・;)
さて、今回も親知らずの影響で大きな虫歯が出来てしまった患者さん
毎度おなじみの音波チップを使用して
チマチマ削ります。
*麻酔をしているので痛みはありません。
その後大きく穴の開いた部分にレジンを詰めて一度歯の形態を回復させます。
削った時点で神経が見えており、完全に神経が死んでいるのが確認できたので、次に根管治療をします。
黄色い丸い部分が根管治療をしている穴です。
だいたい3mm程度の穴を開けて治療を行います。
*この治療は私が最初に神経を取る治療にしかできません。
*治療の途中での転院だと既に大きく削られていますので、根管治療後は被せ物で修復を行う必要があります
この歯は日本人の約2~3割の人に出てくる樋状根でしたが、
3mm程度の穴から治療ができたのでこの穴を塞ぐようにレジン充填
術前⇒根管治療中⇒レジン充填後
レントゲン
綺麗に治療ができたと思いますv(・ω・ )
ただ、私が治療出来るのはここまでで遠心には深い歯周ポケットは存在してしまいますので、より患者さんの歯ブラシは重要になります。
来院回数2回(治療期間3週間)
歯内療法 13万
土台 2万
プラスチック治療 8万
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金属の土台が外れない歯=抜歯!? 歯内療法専門医
- 2016年8月12日 09:07
- 歯内療法日記
1年半前から歯ぐきから膿が出てきてしまい、
かかりつけの先生からは
「この金属の土台は除去不可能、痛みが無ければそのまま使うか?」
と先生に話され、その後何件か歯科医院を回るも
「この土台は外せない」
と言われ抜歯しかないと考えられていた患者さん
か何とか歯を残したいとのことで歯内療法専門医のEEデンタルへ
まずレントゲンを撮ってみると
あらら・・
根のにも病変はあるが、金属の芯が明後日の方向に入れられており
その部分にパーフォレーション(歯に穴)がありそこも感染している様子
赤丸が感染して骨が溶けている場所
何とか治したいとのことで、治療をスタート
ただし、今回のようなケースは1回法での治療がベターと判断して
1回で「根管治療+パーフォレーションリペア+ファイバーコア+仮歯」
までの治療を計画しました。
*根の治療は回数・期間を重ねれば治るものではありません。
とりあえず土台から除去
レジン系のセメントが使用してあったので削る&超音波で取りました。
(所要時間15分)
その後根管内洗浄を徹底的に行い
MTAにて根管充填+パーフォレーションリペア+ファイバーコア
レントゲン
術後、患者さんに「あれだけ取れない土台と言われたのに」
と非常に感謝されましたが、歯内療法専門医であれば【取れない土台はない】と言うか
土台が取れなければ根管治療できないので、土台除去の技術は専門医であればマスト技術になります。
今後3か月後にレントゲンを撮って、膿が止まって骨が出来始めていたら被せ物OKになります。
ダメージを受けた歯を残す最後の砦が歯内療法専門医の仕事になります!ヽ(・ω・)ノ
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これでいいのか?自費根管治療
- 2016年8月10日 08:54
- 歯内療法日記
EEデンタル、
なぜか患者さんにトレンドがあり
・全顎治療希望の患者さんが多い時期
や
・根管治療希望の患者さんが多い時期
不思議と同じ主訴の患者さんが重なります。
そんな中でここ最近重なってきたのが・・・
【自費根管治療で受けた歯のトラブル】
ケース1
タイトル「どちらが上手な根管治療!?」
2本根管治療した歯がありますが・・・
左が10年近く前に受けられた保険の根管治療
右が歯が最近受けた自費の根管治療
左の保険の根管治療の質の方が圧倒的に上手です。
(左:95点と右:30点ぐらい差があります)
右の歯の問題は【パフォレーション】+【恐ろしくショート根管充填】
「抜髄でこれって!?」
「しかも保険治療の何十倍も費用を頂いて?」(p・Д・;)
話を聞くと、EEデンタルの受診までに2カ月あったので、
ネットで出ていた根管治療の歯科医院に行ったら・・・
CT、顕微鏡、ラバーダムを使うから自費の根管治療になります(゚∀ ゚;)
*保険医療機関では基本禁止のようです。
設備さえ整えっていれば自費でいいのか? ( ̄Д ̄;)
ケース2
タイトル「そら、医療不信になるわ!」
これも自費の根管治療で治療を受けられ
それから「痛みが治まらない」とのことで来院
話を聞くと、治療が終るやいなや先生に
「この歯は外科処置が必要!次回外科をします」
「えっ! 抜髄スタートなのになんで?」
とはなりますわね。。。( ̄Д ̄;)
実はこの歯、
ファイルというヤスリが歯の外で折れてしまい
歯の外の組織に刺さっている状態・・・
(レントゲンの上の白い線)
先生は患者さんにそのことを話さず、
外科でファイルを取ろうとしたのでは・・・!?
しかし、
ここまでファイル外に出すかね!?。。。ヾ( ̄□ ̄)ノ
私もエラーは起こしてしまい人のことはいえませんが・・・(@д@;)
それでも、起こしてしまった問題に関しては患者さんに正直にお話します。
近年、根管治療ブームが来ており、
ネット上では自費の根管治療も珍しくなくなってきています。
何故か医療ってブームが来ると全体の治療の質って下がるんですよね。。。
理由は歯科関係者ならすぐに分かることですが、
このままでは確実にインプラン治療の二の舞ですね(・ω・;)
根管治療は設備より先生の考え・腕がモロに結果に直結するので
個人的には自費根管治療を受けるのであれば、
歯内療法専門の「根管治療だけの歯科医院」で治療を受けられた方がいいと思いますよ(・ω・)
*まだまだ日本には少ないですが、行く価値はあると思います
いいのか歯科界こんなことしていて!?o( ̄Д ̄o)(o ̄Д ̄)o
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神経管の見逃しによる大きな病変 1年半治癒ケース
- 2016年8月 9日 08:53
- 歯内療法日記
奥歯の歯の神経は多くの場合で4本なのですが、
神経の入り口は非常に小さく裸眼で歯見つけるのが困難です。
また見逃した神経管に運悪く感染が起こると病変ができてしまいます。
今回のケースも1本神経管を見逃していて大きな病変ができてしまったケース
3本は綺麗な根管治療がしてあるのですが・・・
赤い丸の中の黒い部分が骨が溶けた所
このようなレントゲン所見の時には歯が折れている可能性もあるので
まずそのことをお話して、残せれば残したいとのことで治療スタート
顕微鏡下で治療を行うと、見逃していた神経管を発見し
その場所の治療をきちんと行うと
腫れや違和感もなくなり綺麗に治ってくれました!
根の治療は感染させないように丁寧に行うのがベターですヾ( ̄∇ ̄)ノ
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日本の根管治療の現状
- 2016年8月 5日 09:15
- 歯内療法日記
毎度の出だしなんですが、
日本の根管治療は保険制度がある為先進国の中でも
群を抜いて安い治療費で治療を受けられています。
http://eedental.jp/ee_diary/2016/03/post-1352.html
海外で10~20万近くする治療が1万ぐらい(窓口負担は3000円程度)で
治療を受けられています。
ただ、安過ぎる為に教科書的な理想的なことが出来ない現状もあるのですが、
歯科がおかれた状況を知らない患者さんは、
根管治療の成功率50%ぐらいには納得できないかもしれません。
この前の歯内療法学会の時に弁護士の方が話されてビックリしたのは、
東京地裁の判断によると、根管充填材が根尖2mm付近に来ていない場合
歯科医師の治療に問題があると判断され100万円近く支払い命令があったそうです。
経験上ですが、たぶん6割近くの奥歯は
「根管充填材が根尖2mm付近」
という基準は満たしていないと思います。
はっきり言ってしまえば、
ほぼ赤字でしている分野の根管治療で【質】が確保できなければ
患者さんに100万払えと言われれば誰が根管治療などするのでしょうか?
歯科医師の年収など600万といわれていますから100万の支払いでも相当きついです・・・
個人的には世界水準の治療基準を持ってくるなら、
まず窓口の費用も同じにしないと同じ材料・器材、時間にはできませんから
海外に比べ1/20~1/10の保険治療費の場合、
世界基準の1/10以下の基準までハードルを下げないとフェアーではない気がします。
とはいえ、下のレントゲンのように
・「頑張ってこれ?」
・「ほぼ手を抜いたケース?」
になっていると患者さんも「なんでしっかりやってくれないの?」
とはなってしまうと思います。
このレントゲンも3mm程度しか入っていませんし、大きな病変も見られ腫れてもいます。
ただ、専門的な意見をいわせてもらえれば、
【根管充填材の入り】と『成功率』はあまり関係ないのです!
*根管充填材が綺麗に入っていても細菌感染すれば再治療が必要になります。
根管充填材が綺麗に入るより、ラバーダムなど菌が入らないようにしてやることが歯を長持ちさせる・成功の因子なのですが、司法の判断基準自体間違えている日本。。。
また、初めて神経を取る抜髄処置と違い、
レントゲンの感染根管ケースなどは神経管が既に石灰化しているケースもあり、
根の先まで根管充填材が入らないこともあります。
*人工的にファイルで穴を作ってそこにゴムを流し込んでも治りません。
腫れて膿が出ていたので再治療を行ったのですが・・・
今回の近心根は頑張ってここまで、
その後経過をみて行くと、
膿も止まり1年後にはだいぶ骨も出来てくれました。
しかし、根充剤が入っていないというだけで裁判されれば
日本の歯科医師のほぼ7割は負けてしまい廃業となりますね。
日本の歯科保険医療は医療従事者の犠牲の上に成り立っているのに
この司法の判断はまさに「鬼!」
ひねくれた解釈をすれば、
手間のかかる根管治療などしなくて抜きなさいという判断でいいのでしょうか?
個人的にはもう少し国民が歯科保険治療の置かれた状況を知った方がいいかと思います。
でなければ、
ポンポン抜いてネジ治療(インプラント)がこの国のスタンダードになって行きますよ(p・Д・;)
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歯の残すには転院するのも1法(根管治療・歯内療法専門医)
- 2016年8月 4日 09:03
- 歯内療法日記
【難しい根管治療と転院の時期】
http://eedental.jp/ee_diary/2013/09/post-843.html
でも書かせてもらいましたが、
根管治療はダラダラ薬の交換をしても治るものではありません(´_`。)
逆に言えば歯内療法専門医などは1~2回で多くの歯の治療を終えてしまいます。
なぜ治らなかった歯がそんな短期間で治せるのか?
それは治す為のポイント原理・原則を守っているからです。
この原則を守っているので1回の時間を長めに取り短期間、少ない回数でも治せるのです。
例えば、
セラミッククラウンの下に膿が貯まっていると言われ治療スタートするも3か月間激痛の中治療、
その後、2件目のB歯科へ転院して治療するも収まらず
治療スタートから既に4回抗生剤を飲んでいるという患者さん
*抗生剤も一時的に炎症を引かせるだけであって、根本から治す治療法ではありません。
日本の医療は薬を出せば出すほど儲かるシステなので、ある面薬漬けです。
各言う私は抗生剤は殆ど使用しません、
歯内療法で抗生剤を処方するのは【フレアーアップ】が出てしまった時だけです。
http://eedental.jp/ee_diary/2014/10/post-1042.html
薬を飲んでもなかなか治らない為にネットで色々検索して、
専門医の存在を知りEEデンタルへ
実際治療してみると何度も何度もファイルで歯を削ったのでしょう、
根尖が非常に広く開いていました。
個人的に思うのは、「闇雲に根尖削っても治らないって!」
専門医はあまり根の先を削りません、
なぜか?
当てずっぽで削っても何一ついいことがないから!
また菌は根尖より歯冠側に多くいます。
基本的に化学的洗浄(消毒液で洗う)を徹底的に行い
この歯も治療2回目には痛みも引いていたので治療3回目に根管充填!
一番奥の歯も大きな病変があったので治療させてもらい
1年半経過
両方とも綺麗に病変はなくなり骨が出来上がりました。
開業医の先生も根管治療に困ったら、3か月を目安に
「歯内療法専門医」へ紹介した方が患者さんも先生もお互いストレスがかからずウイン&ウインの関係になれます。
歯科医師からしたら、安過ぎる根管治療費で理想が追えない!
患者さんからしたら、何とか自分の歯を残したい!
悪くなった歯はとっとと抜いてインプラントをガンガン入れる先生より
残す為に専門医へ紹介状を書く先生の方が患者さんから喜ばれるかと思いますね!(・ω・)ノ
先日聞いた話では今のインプラントメーカーは、
「どんどん歯を抜いてガンガンインプラントを入れて儲けよう!」
的な企業スタイルのようです。
資本主義の世界ですから会社が潰れては意味がありませんのである面仕方がありません。
インプラント屋さんの出す成功率が9割以上あるという謳い文句は眉唾もので、
客観的に「根管治療した歯の生存率とインプラントの生存率には差はない」とのデーターもあります。
また厳しい成功基準を設ければインプラントに比べ根管治療の方が成功率が高くなります。
インプラント屋の成功率とは生存率9割以上というもので
多少問題があっても抜けてきていないから成功でいいよね!?
というものも2割程度入った成功率9割以上という数字なのです ( ーω -;)
悪くなってしまった歯でも質の高い根管治療を行えば今回のように歯が残ることをよく経験します。( ・з・)
実際インプラントメーカーなど患者さんの歯が無くならない限り、
自社の売り上げは下がる訳ですから
根管治療はそこそこにインプラントに精を出す先生と組み市場を作っていくのでしょうね。
安過ぎる保険治療の弊害が。。。(・。・;)
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勉強会ので発表「リバスクラリゼーション」
- 2016年8月 3日 09:05
- 歯内療法日記
先週の土曜日神戸で発表を行わせてもらいました。
ネタは1ケースだけ行った
「バスクラリゼーション」
http://eedental.jp/ee_diary/2016/02/post-1322.html
でしたが、盛り上がりました。
先日の歯内療法学会の下野先生の話があり色々情報を得ることができました。
去年も一度聞かせていただきましたが、
http://eedental.jp/ee_diary/cat26/2015/09/
なんと、
この短期間で歯髄腔が埋まってしまう硬組織は、
「象牙質}ではなく
根尖から入ってきた「セメント質」、「骨」だそうです。
電顕にもビックリでした。
こんな報告をさせていただきました。
エンドは深いねぇ~!!+.゜ヾ(・ω・)ノ
因みに私は本来の3Mix(抗生剤)を使う術式(岩谷先生、AAEのガイドライン)
ではなく、私は水酸化Caを長期貼薬(4カ月間 仮封のまま)でした。
また以前下野教授がおっしゃった
『バスクラリゼーションは根管内の血餅の中にはグロースファクターが豊富にあるので根尖から出血を一度させた方がいいかもねと』
これ偶然やってしまっていました。
根尖を太いファイルで突いてしまい多量の出血があり、根管内が血液で満たされた状態で仮封でした。
が、
丁度水酸化Caを置いた所に硬組織が4か月後に確認できていました。
学会の後、レントゲンでこの物質を下野教授に聞くと、「分からない(笑)」とのこと、
個人的には、「骨様物質」ではないかなと推測
「リバスクラリゼーション」
小児の中心結節が折れPerった歯などには推奨される方法かと思います。
*保険治療では適応病名がない為この方法は「自費治療」での治療になるかと思います。
またそのウチ動画でも作ってケース報告でも!ヾ( ̄∇ ̄ )
追記:
http://eedental.jp/ee_diary/2018/02/revascularization.html
1年半後に動画作りました(笑)
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